ピンポイント中国実験施設訪問記Ⅱ

皆様、こんにちは長谷川です
行って参りました。中国ピンポイントアロワナ実験施設
今回も潜って一緒に泳いで参りました。
(泳いでいる姿は動画で撮影致しましたので後日写真、
動画の整理を行いご紹介させて頂きます。)
普段、水槽の外から見るのと違い、一緒に泳ぐのは中々出来ない、
貴重な体験となりました。

今回は実験施設でアロワナのサイズ測定、雌雄判別、水質検査、濾過槽の清掃、
などをメインに渡航して参りました。




この池は2013年10月より稼働を開始致しました。
目的、用途と致しましては、当店がプロショップとしてアジアアロワナという魚の
生態をより把握し、それを知識、経験とし、全てのピンポイントのお客様に対し、
正確で確実なアロワナの育成方法、病気など問題が起きた際の対処方法を
お伝えし、また、繁殖までのプロセスを研究しデータとして保管する事を目的に
オーナーが中国の提携工場の敷地内に屋内で設計、建築した施設になります。

先ずは過背金龍のデータを収集する為に
稼働開始時、過背金龍の10cm程の幼魚を11匹放流し育成しております。
現在、一番大きい個体で51cm一番小さい個体で42cmに成長しており。
雌雄比率は現在、確定ではありませんが高確率で雄が4匹、雌が7匹であろうと
今回判断致しました

池のサイズは5mX4mX1m(最大深度1.2m)


濾過槽サイズは4mx2mxx2mサイドフロー4層式




になります





水質管理は、現地スタッフからの、毎日の水質報告書を見て水替えのタイミングを
日本側から指示、餌に関しては、日替わりでカエル、コオロギ、川魚を与えております
(川魚は1000匹単位で常に池内に泳がせて自然に捕食させ、自然に近い捕食環境に
しております)



池には区画ごとに仕切れる仕切り版を設け、アロワナ同士が喧嘩しても逃げ易い様、
入り組んで泳げるようにしております。


あくまで実験施設なので過密飼育は避け11匹にて育成しております。



現在、稼働から二年、過背金龍も立派に育って、サイズ的には
繁殖が可能なサイズになりつつあります。
今後は性成熟を待ち、繁殖実験に切り替えて参りたいと
考えております。
過背金龍の研究がある程度、確立された際には今度は紅龍の育成データを取るべく
池を稼働し続けて参りたいと考えております。



今回の個々の研究に関しての詳しい報告などはHPブログや店長日記などで
随時報告して行きたいと考えております。

今回の中国渡航につきましては順次ご紹介させて頂きます。
皆様、お楽しみに。